学生服のリユースが地域を支える?自治体の取り組み事例や制服買取業者のメリットも | 制服買取ラミパス

学生服のリユースが地域を支える?自治体の取り組み事例や制服買取業者のメリットも

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  • 学生服のリユースが自治体で行われているって本当?
  • 学生服のリユースを自治体で行うとどんなメリットがあるの?
  • 自治体に回収してもらう以外の方法で学生服を手放す方法はある?

子どもが着なくなった学生服を見て、綺麗な状態なのにクローゼットに閉まっておくのはもったいないなどと思ったことはありませんか?

実は、自治体によっては、状態の良い学生服をリユースして、必要な方に提供する取り組みを行っています。

子どもの許可を得たうえで学生服をリユースすれば、制服を必要としている方の助けになるため、可能な範囲で参加してみるのもおすすめです。

この記事では自治体が学生服のリユース活動を行う理由や、自治体ごとの事例などを解説します。

学生服の保管に困っている方に役立つヒントを多く紹介しているので、ぜひご覧ください。

学生服のリユース活動が自治体主導のもと行われている理由

ここでは、学生服のリユース活動が自治体主導のもと行われている理由を解説します。

理由①サイズアウトや進級により数年で買い替える必要がある

学生服のリユース活動が自治体主導で行われる理由の一つとして、サイズアウトや進級により数年で買い替える必要があるということが挙げられます。

子どもの体の成長は早く、特に中学・高校時代は身体の変化が著しいため、入学時に購入した制服が1年後、2年後には体に合わなくなることが少なくありません。

また、多くの学校では学年によって制服の一部が変わる場合もあり、進級のたびに新しい制服を購入する必要が生じます。

学生服の買い替えによる家庭への負担を軽減する施策の一環として、自治体が主導して学生服の積極的なリユースが行われています。

理由②リユース活動が地域住民の交流に繋がる

地域住民の交流の場を増やすという意味でも、学生服のリユース活動は役立っています。

学生服をリユースするのは主に学校を卒業した子どもの親が多いため、活動を実施することで年齢の近い人々のつながりが自然と出来上がります。

こういった交流ができると、単に制服を受け渡すだけではなく、子育ての悩みや学校生活に関する情報交換の場として機能し、地域コミュニティの活性化にもつながるのです。

理由③リユース率がそもそも低い

そもそも学生服のリユース率の低いというのも、自治体が学生服リユースに力を入れている理由の一つです。

学生服は耐久性が高く、長い間着続けられるのがメリットですが、この品質の高さがかえってリユースを妨げている面もあります。

多くの人にとって学生服は思い出の詰まった大切な品であり、また品質が良く高額であることから、手放すことに抵抗を感じる方が少なくありません。

このような理由から多くの家庭では学生服が長年保管されており、なかなかリユース率も向上しないという課題につながっています。

学生服の再利用を促進し、リユース率が低いという課題を解決する方法として、自治体規模でリユース活動が行われているのです。

理由④家庭への経済的な支援になる

自治体主導の学生服リユースは、金銭的な余裕がない家庭にとっての支援となっています。

頑丈に作られている学生制服は決して安くないため、貧困家庭によっては購入が大きな負担となりかねません。

しかし、自治体が中心となって学生服のリユースを行えば、より多くの人々に活動を周知でき、制服の購入が難しい家庭にも情報が行き届きやすくなります。

自治体の取り組み事例

ここからは、学生服のリユースを行っている自治体の事例を7つ紹介します。

お近くにお住まいの方は、ぜひ自治体の活動を通した学生服のリユースを検討してみてください。

事例①千葉県船橋市「ふなばし制服バンク」

千葉県船橋市では、船橋市の公立中学校の指定制服を回収し、次の世代へのお下がりとして提供しています。

事前にクリーニングを行う必要はないため、気軽にリユースに貢献することが可能です。

地域内に設置された回収場所に持ち込むだけなので、わざわざ店舗に足を運んだり、段ボールに詰めたりする必要がないのも魅力です。

また、制服を購入したい場合は「ふなばし制服バンク」のホームページから予約を行い、相談のうえ、入手が可能です。

事例②東京都中央区「中央区標準服等リユース事業 りゆぽ~と」

「中央区標準服等リユース事業 りゆぽ〜と」では、東京都中央区から委託を受けて区立学校や幼稚園の標準服のリユースを実施しています。

譲渡される制服はりゆぽ〜とによってクリーニングや補修が行われるため、受け取った後にすぐ着用することが可能です。

ホームページから学生服の種類やサイズごとに検索ができるため、必要な制服に簡単にたどり着けるのもポイントとなっています。

事例③千葉県鎌ヶ谷市「制服リユース」

千葉県の鎌ケ谷市社会福祉協議会では、鎌ケ谷市内の中学校制服のリユース活動が行われています。

小学6年生と市内の中学生が利用でき、入手したい場合は鎌ケ谷市社会福祉協議会への電話連絡が必要となります。在庫状況は公式サイトでも確認することが可能です。

事例④千葉県柏市「柏市制服バンク(制服リユースマッチング事業)」

千葉県柏市では、民間企業と連携して学生服のマッチング事業を行っています。

対象は柏市立の21校の現在の学生服で、シャツ・リボン・ネクタイといった小物以外はすべて回収に対応しています。

制服の譲渡を受けられるのは「就学援助制度」を受けている方が対象となっており、入手したい場合は学校教育課への問い合わせが必要です。

事例⑤神奈川県相模原市「制服のリユースで未来を応援!~学生服等回収ボックスを設置します~」

神奈川県相模原市では、幼稚園から高校の学生服に加え、上着や体操服、ランドセルなどさまざまなアイテムのリユースを行っています。

寄付された制服は市内の就労移行支援事業所で補修され、「リユースショップさくらや相模原店」にて、低価格で販売されます。

綺麗な状態の制服を安く購入できるため、経済的な負担を抑えたい家庭に特におすすめです。

事例⑥全国自治体連携「制服・体操服の循環型プロジェクト」

1929年から学生服の販売を行う「カンコー学生服」は、福岡県3市や群馬県沼田市、滋賀県彦根市などと連携して、不要になった学生服や体操服の回収を行っています。

制服の回収は同市の中学校・高校に設置されたボックスで行われているため、より多くの生徒や親御さんがプロジェクトに参加しやすいのが特徴です。

事例⑦兵庫県赤穂市「学生服等リユース事業」

兵庫県赤穂市でも、市内の小中学校と赤穂高校で指定の制服や体操服のリユースを行っています。

回収・譲渡は赤穂市社会福祉協議会で行われており、譲渡は無料なので、制服購入による家庭の負担を大幅に抑えられます。

2024年10月現在では在庫が豊富に揃っているため、制服を必要としている方は積極的に活用してみてください。

制服専門の買取業者に依頼するのもおすすめ!

使わなくなった学生服は、制服専門の買取業者に依頼して買い取ってもらうのもおすすめです。

学生服を買取に出す3つのメリットを解説するので、興味のある方はぜひご覧ください。

メリット①制服を現金化することができる

制服専門の買取業者を利用すれば、不要になった制服をお金に換えることが可能です。

状態の良い制服や人気校の制服は特に高値で買い取る業者が多いため、自宅で眠っている制服の保管に困っている場合は、一度査定に出してみると良いでしょう。

制服を売ってお金を得られれば、新しい制服の購入費用に充てることもできます。

メリット②宅配買取なら全国どこからでも利用できる

制服買取業者の多くは宅配買取に対応しているため、全国どこにいても高価買取に期待できるお店に制服を売ることができます。

近くに買取店舗がない場合やお住まいの自治体で学生服のリユース事業が行われていない場合は特に大きな味方となるでしょう。

また、学生服の買取に強みのある「ラミパス」では、WEBや公式LINEからお申し込みいただいた方に向けて、学生服を着払いでお送りいただける「買取キット」を無料配布しています。

送料や査定料などを負担することなく、制服の査定サービスをご利用いただけるので、処分にお困りの方は利用を検討してみてください。

メリット③不要な制服をまとめて処分できる

卒業した子どもの制服やサイズアウトした何着もの制服を長年保管しているご家庭も多いのではないでしょうか。

これらをまとめて査定に出せば、想定以上の査定額が得られる可能性が高いうえに、複数の制服を一気に手放せることができます。

一つひとつの手放し方を考える時間も省けるので、断捨離などを行っている方にもおすすめです。

学生服リユースの取り組みをもっと広げよう!

自治体主導での学生服リユースは、環境保護や貧困家庭への支援などにつながる取り組みです。

また、地域交流を増やしてコミュニティを強固にしたり、不要な制服の手放し方の選択肢を増やしたりなど、さまざまな角度のメリットも生み出します。

学生服を着用していた本人の許可や考えを聞いたうえで、問題がなければ積極的にリユースを行い、資源の有効活用や地域社会の活性化につなげていきましょう。

自治体の学生服リユースや、制服買取業者を利用して、自宅で眠っている制服をもう一度輝かせてみませんか?