ブレザーの買取相場は?ジャケットとの違いや人気ブランド・学校も解説!
「ブレザーとジャケットは同じ物?」「不要になったブレザーは買取できる?」ブレザーについて、こんな疑問をお持ちの方は多いかと思います。今や多くの学校で制服として定められているブレザーですが、学生服・セーラー服が主流だった日本では、まだ歴史の浅いアイテムと言えるでしょう。中古のブレザー制服は、専門の買取店舗にて査定後、売却が可能です。今回は、ブレザーとジャケットの違いやブレザーの買取相場、ブレザーが人気のブランド・高校などをご紹介します。
ブレザーとジャケットの違い
ブレザーとジャケットは、どちらもファッション用語の一つです。ともに同じ形状の「上着」を指すことから、混同しがちかもしれません。ここでは、ブレザーとジャケットの違いやブレザーの語源について解説します。
ブレザーはジャケットの一種
ブレザーは、ジャケットの一種です。ブレザー=ジャケットという認識は、あながち間違ってはいません。ブレザーは正確には「スポーツジャケット」「リーファージャケット」と呼ばれ、それぞれ別のタイプの上着がともに「ブレザー」と呼ばれるようになったと考えられています。
一般的に、ジャケットの方が汎用性が高いです。スーツの上着などビジネスシーンから、カジュアルな場面までの全般的な「上着」を意味します。一方ブレザーは、ジャケットのなかでも耐久性・保水性のある素材(ウールなど)を使用した、機能性と運動性を考慮した上着を意味しています。
ブレザーの特徴・アイテム
ブレザーには、前合わせが「シングル」「ダブル」の2種類があります。一般的に、スポーツジャケットがシングル、リーファージャケットがダブルのブレザーを指します。ブレザーの特徴について見てみましょう。
■ボタン
金属製で、金・銀などのメッキが施されている場合が多い。なかにはプラスチック製のものも。
■襟
ステッチが施されているものが多いが、なかには襟が無いスタイルのブレザーも。
■エンブレム
制服の場合、所属組織のエンブレムが付けられている。
■ポケット
シングルはパッチポケット、ダブルはウェルトポケットが一般的。エンブレムが取り付けられたり、刺繍が施されることも。
■デザイン
ベンツ(後ろ見頃)がセンターベントまたはセンターフックベント。パイピングのデザインがあるものも。
■色
リーファージャケットは濃紺または黒、一部に白のものが見られる。スポーツジャケットは明るい色調のものも多く見られる。
ブレザーの語源は?
ブレザーには「スポーツジャケット(シングルタイプ)」と「リーファージャケット(ダブルタイプ)」の2種類があります。それぞれ別の上着だったにも関わらず、現在はともに同じ「ブレザー」に分類されています。ここでは、その理由と語源について解説します。
■シングルブレザーの語源
シングルブレザーは、もともとクリケットやテニス用のジャケットから来ていると考えられています。1829年、イギリスのケンブリッジ大学のボート部が、母校のカレッジカラーである「燃えるような(Blazer)赤」のジャケットをボートレース用に着用したことが、シングルブレザーの語源とされています。
■ダブルブレザーの語源
ダブルブレザーは、ポーランド騎兵の服装から来ていると考えられています。乗馬の際に風が入らないように前合わせがダブルになったと言われており、18世紀には広く軍服に用いられるようになりました。1837年、ヴィクトリア女王が軍艦ブレザー(Blazer)号を訪れた際、その風格を気に入り、1850年頃海軍全体に公式の制服として採用します。このことが、ダブルブレザーの語源とされています。
高校は「ブレザー派」が多数!
かつては日本の学校制服において、男子が学生服(学ラン)、女子がセーラー服を着用することが一般的でした。しかし、現在では高校生の6割以上がブレザー派です。ブレザー制服は、なぜ日本で広く親しまれるようになったのでしょうか。ここでは、その理由について解説します。
ブレザー制服の人気の理由
学生服・セーラー服の代わりに、ブレザーを採用する学校が増加したのは、1980年代以降です。当時の教育現場では、校内暴力やいじめなど、生徒の非行による学校の荒廃が社会問題となっていました。学生服を「長ラン」「ボンタン」スタイルに変形したり、セーラー服のスカート丈を地面に付くほど長くしたりといった行為は、生徒の「不良化」の兆候とされていました。その対策として、着崩すことが難しいブレザー制服を採用する学校が急増しました。
また、制服のモデルチェンジには「生徒獲得」効果も期待できます。オシャレなブレザー制服を採用することで「制服が可愛い学校」としての魅力が生まれ、女子生徒の人気が高まる傾向があるからです。そのため、特に私立校において森英恵などのファッションデザイナーや有名服飾ブランドが手掛けた「デザイナーズ制服」を採用する学校が増え、その経営戦略は現在でも続いています。
ブランド別・ブレザーの特徴
ブレザー制服の特徴としては、「オリジナリティの追求」があります。ブレザー制服は、多彩なメーカーおよびブランドから販売されています。ここでは、主要ブランドのブレザーを見てみましょう。
■&be(トンボ)
学生服メーカーとしてお馴染みのトンボが販売しているブレザーブランドです。「港を臨む高台」にあるエリート進学校をイメージしており、学生服メーカー発のブランドならではの、丈夫で機能的なアイテムが特徴的です。キリッとクールな着こなしを実現する、モノトーンアイテムが中心となっています。
■スクールタイガー(瀧本株式会社)
統合による新設、または共学校に生まれ変わるタイミングなどで、制服をモデルチェンジする学校は多いです。瀧本株式会社の手掛けるブランド「スクールタイガー」では、校内アンケートなどの情報収集をもとに、それぞれの学校に合った学校制服の製作・販売を行っています。
■Venus(イーストボーイ)
米国東海岸発祥のトラッドファッションを基調とするブランド「イーストボーイ」。その伝統とスピリットを継承し、格式と正当性を大切にした制服づくりを行っています。イーストボーイの手掛けるブレザーライン「Venus」は、全体にすっきりと見える細めのシルエットが特徴的です。上質なウール素材やヴィンテージ感のある色味の金ボタンなどが、ワンランク上の上品さを演出しています。
ブレザーは買取専門店で査定を!
中古のブレザー制服は、専門の買取店舗で査定・売却できます。インターネットの公式サイトから専用キットを購入し、自宅に届いたダンボールに制服を詰めて送り返すだけで、簡単に取引が成立。査定は無料で行えますので、取引前に行うと良いでしょう。なお、なかには「性的嗜好」目的で制服を販売している店舗もあります。公安委員会より「古物商の許可」を受けている店舗かどうかを確認しましょう。
制服・ブレザーの買取相場は?
ブレザー制服の買取相場は、公立で約10,000~30,000円、私立で約20,000~100,000円です。制服の状態や学校により価格は変動しますが、おおむね新品の「2割」程度の買取価格が付くと捉えて問題ありません。なお、ブレザーに限らず中古制服を売却する際は、スカートやスラックス、リボン、校章などできるだけセットで査定に出しましょう。中古制服の購入を検討している方は、一式揃った制服を求める傾向があるからです。制服以外にも、体操服やスクール水着、靴、カバンなどの学校用品も取り扱っている店舗もあります。査定依頼の際に、売却できるかどうか確認してみましょう。
ブレザーが可愛い高校ランキング3選!
進学の際、制服を重視する女子高生は3割程度に上ります。女子制服の取引がメインの中古制服買取市場において、どの学校のブレザー制服かは買取価格に多大な影響を与えます。ここでは、全国で「制服が可愛い」として知られる高校のブレザー3選をご紹介します!
①明石高等学校(兵庫県)
明石高等学校では、特徴的な深いえんじ色のブレザーを着用しています。デザイン性が高く、チェックのスカートも可愛い制服です。上品な印象のある制服になっています。ブラウスの襟には学年カラーの刺繍もあります。指定のニットベストもあり、着こなし方も様々です。
②日根野高等学校(大阪府)
かっちりとした印象のブレザーに赤色のリボンやネクタイが映えるデザインです。長袖のシャツは丸襟、半袖シャツは角襟になっていて、季節ごとの着こなしも楽しむことができます。チェックスカートの色合いも夏、冬で異なっていておしゃれです。
③桜美林高校(東京都)
東京都町田市内の私立中高一貫校です。スクールカラーのえんじと紺をベースにしたフレンチストライブデザインのリボンが特徴的。えんじのラインが入ったスカートまたはキュロットから、ボトムスを選択できます。男子の冬服は学生服で、校章(スリーネイルクラウン)がデザインされています。黒・紺・グレーを基調とした、上品な印象の制服です。
まとめ:中古ブレザー制服の買取はラミパスへ!
「サイズが合わなくなった」「卒業した」等で不要になったブレザー制服をお持ちの方は、ぜひ当店へお問い合わせください!公安委員会許可店舗の当店が、適正価格にて買い取らせて頂きます。制服以外にも、靴、カバン、スクール水着、部活動ユニフォームなど取扱品目は多彩。他店で買取を断られた学校用品も、ぜひ一度ご相談ください。お問い合わせはメールまたはLINEにて、随時受付中です!